tatoe

ファッションブランド
『coromoza デザイナーサポートコンテスト』にてグランプリ を受賞し、今年スタートしたばかりのファッションブランドtatoe(たとえ)。今回はシブカルファッション市(マーケット)にて、展示即売会を開催中です!(渋谷パルコ PART1・3F パルコミュージアムへ急げ!!) それでは、今もっとも注目を集めるファッションデザイナー 二階堂梨花さんへのインタビューをどうぞー!
活動状況について
先シーズンからブランドがスタートしたばかりですが、6月に原宿にあるコワーキングスペース コロモザ(coromoza)で行われた、若手ファッションデザイナーのサポートと育成を目的とする「coromoz デザイナーサポートコンテスト」にて、授賞式とお披露目会を行いました。その後、ブロックハウス(BLOCK HOUSE)のギャラリースペースにて展示・受注会を行いました。あと吉祥寺にあるセレクトショップ とじこみ(tojikomi)でも、委託販売しています。
どんなブランドですか?
わくわくしたり、気分が高揚したり、鳥肌がたったり、服を通して私の思いを感じ取ってもらえるような、人の心を動かすものを作りたいと思っています。たまにはこういったインタビューで言葉にしたり、展示会に来てくれた人に直接説明したりするのもいいんですけど、基本はすべて服で伝えるのが理想です。ブランドコンセプトにもありますが、私の想いを“暗号化=服にする”イメージ。自分の想いをすべて出し切った結果、私という存在を消した上でできあがるのがtatoe(たとえ)の服です。
現在の活動に至るまでの経緯を教えてください
もともと手を動かしてものを作るのが好きで、高校生の頃は美術部に所属していました。平面の作品を作ることが多かったのですが、もっといろいろな形で表現をしていきたいと思うようになり、服飾系の学校に興味を持ち始めました。ちょうどその頃に応募した『高校生デザイナーコンテスト』で賞をいただいて、コンテストの主催でもある文化服装学院の文化デザイン専攻科に通うようになりました。在学中は、早稲田大学の生徒を中心としたサークルSen-i(繊維研究会)やANREALAGE(アンリアレイジ)でのインターンなど、学外での活動も今につながっていると思います。ただ縫うだけではなく、ひとつのコレクションを作り上げていく過程を学ぶことができました。その後も、他のコレクションブランドで縫製の仕事に携われたこともtatoe(たとえ)をスタートさせる大きなきっかけのひとつですね。
今の自分に影響を与えた人はいますか?
祖母と母が洋裁や編み物をたしなんでいたので、幼い頃から手を動かしてなにかを作るという作業が身近にありましたね。もう少し大人になってからは、高校生の頃に初めて見たコレクション、ジョン・ガリアーノ(John Galliano)の世界観に憧れました。まさにファンタジーという感じで。
今シーズンのコンセプトは?
今シーズンは“花”をテーマに制作しています。一輪の花がそれぞれに形や色が違うように、無造作な動きやフレアなど均等ではないデザインを花からインスピレーションを受け服に落とし込んでいます。
今後どのように活動していきたいですか?
もともと着飾るのが好きと言うよりは、洋服を”見る”ことが好きでした。なので、今はまだ見るものとしてのアプローチが強いですが、ブランドを始めたからには、”着る”ことも大事にしたいと思っています。まだ2シーズン目ですが、まずはもっとたくさんの方々にブランドのことを知ってもらえたらな。と思います。みなさん是非会場にいらしてください。