号外!! ニコラ・フォルミケッティ/ファッションディレクター
13 10.18 UP
- Q1
- シブカル祭。2013では、ご自身が手掛ける「POP ICON PROJECT」とのコラボレーションということで、ご参加いただきましたが、まず、ニコラさんがこのプロジェクトを始めた経緯を教えてください。
- A1
- 何か日本で面白いことをやりたいとずっと思っていて、仕事柄、若い子たちと出会う機会も多いので、それを何かに繋げたいということからはじまったんだ。音楽やファッションなどの新しいムーブメントを、日本から世界へ発信できたらいいなと強く思っている。
- Q2
- ニコラさんは普段どうやって若い人や才能に出会うのですか?
- A2
- 僕は、仕事って自分一人ではできないものと思っているんだ。全ての出会いにインスピレーションのようなものを感じていて、チームワークはとても大切にしている。いま日本以外に、ニューヨーク、ロンドン、イタリアにチームを持っているんだけど、偶然、道で知り合ったような出会い方というか、instagramやfacebookで出会った人たちも多い。そういうひらめきのある出会い方を大事にしているよ。
- Q3
- そうやって出会った若いクリエイターから影響を受けたりしますか?
- A3
- 若い子たちに恐れみたいなのが無いのが、新鮮。歳をとったり、経験を積んだりすると、いろんなことを知って怖くなる。失敗ももちろん怖いし、もっと努力しないとうまくいかないんじゃないかとか、いろんな葛藤が生まれてくる。だけど、若い子たちにはそういうのがあまりないよね。間違ってもいいし、むしろ間違いをバネに次のことに繋げようとする。そういう部分ですごく刺激を受けているよ。
- Q4
- シブカル祭。についてはご存知でしたか? 感想などお聞かせください。
- A4
- はい。昨年、はじめて知って気になっていたよ。僕は街全体で盛り上がるような“お祭り”が大好きだから、シブカルのことはとても応援している。お祭りって、たくさんの人たちと一緒に盛り上がったり、新しいつながりができたりして広がりが生まれるでしょ。こそういうのってとてもいいことだと思う。
- Q5
- TOKYOのカルチャーについてどう感じていますか?
- A5
- 日本はストリートがすごく強いよね。東京のストリート=カルチャーで、それがすごく面白いと思う。世界的に見ても珍しいよ。デパートやファッションビルもそう、ファッションを越えて文化の発進力がある。
- Q6
- シブカルは女子のお祭りです。女子クリエイターに向けてのメッセージをお願いします。
- A6
- 女の子はいろんな意味で不利なこともあるから、男の子以上に努力しないといけないと思うんだ。良くなってきてはいるけど、未だに男社会とか言われるからね。世界的にもそうだけど、日本は特に2ステップくらい後ろから始まる印象。だからぼくは女の子にもっと頑張ってほしい。だって、作品が良ければ男も女も関係ないから。あと怖がらないこと。女の子の方が強いなと思う事も多いけど(笑)、とにかく何事にも怖じ気づかないで頑張ってほしいな。