Shueh Jen-Fangさんとの一問一答

オススメの本
『稲中』、『漂流教室』

オススメの音楽
Pulp

オススメの服
古着

オススメの映画
ホラー・サスペンス。映像が一番好きなのは『キャリー』。怖さでは、『ホステル』、『ディセント』。

オススメの国
アントワープ

オススメのおかし
チョコミントのアイス

オススメの花
かすみ草

オススメの飲み物
コーヒー

都内で住みたいエリア
中野

オススメのファミレス
マクドナルド

オススメのクリエイター
タランティーノ、ダニエルボイル（ロンドンオリンピック）

渋谷でおすすめの店
バージンメリー

オススメの言葉
“Time is money.” と “I dont want to regret.”

オススメの化粧品
Julique。特に。クリームがおすすめ。

オススメのパワースポット
映画館。キャラメルのポップコーンを買って映画を見るのがすごく幸せ。

オススメのキャラクター
キャベツキッズ人形

オススメの色
大好きな色は特にないけれど、赤

行きたい国
東南アジア

やりたいこと
モールス信号

ほかにやってみたい仕事
映画

あってみたい人
Dr. Henry Lee（台湾の警察官で有名な事件を解決した人）

老後の計画
ミキオさんは“I never become old”と言っています（笑）

妄想旅行プラン
台湾の女友達とハングオーバーみたいに旅行したい

最近楽しかったこと
妹がワーキングホリデーで日本に住みはじめた

子供の頃の夢は？
スパイ、ミス台湾、デザイナー

今のお仕事をはじめて何年目ですか？
服飾の勉強を始めたのは高校の頃から

気をつけていることは？
毎シーズン、やりたいことやって後悔しない

典型的な一日のタイムスケジュールは？
9時半におきて、朝ご飯を食べ、コーヒーを飲む。10時半から19時半まで仕事。忙しい時期はその後も仕事だけれど、そうでないときは、その後はテレビをみたり、友達とご飯食を食べたりしています。

友達になりたい、友達に多いタイプは？
おもしろい人、我慢強い人。

怒るポイントは？
裏切られたとき

自分の性格は？
いじめっこ。シャイ。人からよく言われるのは「他人にも自分にも厳しい」

——好きな国に書かれているアントワープには、留学なさっていたんですよね。

はい。5年住んでいました。街が小さくて、今まで住んだ中で一番住みやすいですね。スーパーで偶然友達に会って、そのまま一緒にご飯を食べたり。カフェに行けば必ず友達が誰かいたし、楽しかった。ただ、問題なのは小さな街なので噂が広まりやすいこと。ミキオさん（MIKIO SAKABEデザイナーのサカベキミオ）とケンカすると、次の日みんな知ってるっていう……（笑）。

——デザインの勉強を始めたのも、アントワープの大学に入ってからなんですか？

高校からです。中学の頃は、全寮制の女子校に通っていました。そこは、軍隊みたいな学校で、スケジュールも超厳しかったです。7時から朝学習と聖書の時間がまずあって、通常の授業が終わったあと、夜8時から10時まで夜学習の時間もありました。食べ物も、学校で配られる給食以外食べられないし、外出も禁止だし……。

でも、みんな工夫して寮から抜け出ていましたよ。寮には監視カメラがたくさんあるし、ゲートにはセキュリティもあるんですけど。ゲートのセキュリティのおじさんにひとりが話しかけて、おじさんの注意を引いている隙にひとりが逃げるということをしていました。

それで、厳しかった中学生活の反動もあって、高校はヤンキーが多い服飾系の学校に行きました。服が好きな子はヤンキーが多いんです。

——台湾のヤンキーは、どんなファッションなんですか？

制服のスカートは長くて、シャツが短い。でも悪いことはしませんよ。あと、ヤンキーは約束を守ることをすごく大切にしていますね。前、友達がヤンキーの宿題を代わりにやると約束をしていたのですが、それを忘れたときは、すごく殴られてました。

——これから、行ってみたい国は？

東南アジア。ベトナムでファーでも売るかな（笑）。

——好きなものがホラー・サスペンス系で統一されていますね。

そうですね。服はポップだけれど、好きなものはけっこう暗いかもしれない。やりたいことの「モールス信号」というのも、サスペンス映画の影響。もし、テロとか、事件にまきこまれたらモールス信号で助けを求めようと思って。

——そのためにモールス信号を……。いつも、有事への備えは欠かさないタイプなんですか？

例えば、海外に一人でいったときは、ホテルに強盗が入ってこないように、対策しますね。ドアの上にカップをのせておいて、誰かがドアをあけようとしたら、カップが落ちる音で分かるようにしています。

——徹底していますね。実際、何かホラーな事件に巻き込まれたことは？

ネズミ……（笑）。以前、一軒家に住んでた時は家にネズミがよく出た。ネズミはおばけより怖いです。

あと、前の家に住んでいたとき、向かいに頭のおかしい人が住んでいたのですが、その家が火事になって私の家まで燃えそうなくらい火が出たことがあります。それで、近所の人が「火事です、火事です」って声をかけてくれたんだけど、私は「火事」の意味がよくわからなくて、「カジです」とその人が名乗っているのだと間違えてしまいました……。

あと、ミキオさんのDV。ミキオさんはDVするんですよ。ミキオさんのDVについて書いてください（といいながら、ニヤニヤして手のアザを見せるジェンファン）。

——（なんだかDVっぽくない場所に出来たアザだ……と思いつつ）えっ……!?　どういうことですか？

サカベミキオ：ああ～（笑）。それはね。ジェンファンはアザが出来やすいのか、体のいろんなところをぶつけてはアザを作っているんだけど。あるとき、ジェンファンのご両親がアザを見つけて「ミキオがDVをしてるんじゃないか」って騒ぎだすという事件があったんだよ。台湾のテレビドラマでは、日本人が鬼畜役として出てくるものが結構あって、日本人イコール変態みたいな偏見があるみたいなんだよね。

ジェンファン：このミキオさんの意見は、（集合写真で欠席した人のような扱いで）丸い枠でかこったミキオさんの写真を乗せて、そこに書いてください。ミキオさんが、牢屋に入っている風に写真を加工するのもいいかな（笑）。

——めちゃめちゃ仲良しじゃないですか……！　勘弁してくださいよ！

【まとめ】独特のエッジが効いたジョークが楽しいジェンファンは、シブカル祭。クリエイターの中にもファン多数！　「ジェンファンとは仲良し」「大好き！」という声が多かったのですが、ジェンファンからは「シブカル祭。に友達は……いないですね」という衝撃発言が！　「自分だけが友達だと思っていたら恥ずかしいから、なかなか友達とは言えない」とのことでした。でも、ジェンファンのそうした距離感のとりかたが、とても居心地がいいのです……。ファン多数なのも納得ですね。

Shueh Jen-Fang:

1979年台湾生まれ。台湾の服飾専門高等学校で3年間服飾のテクニック全般を学んだ後、渡仏。パリとベルギーでファッションを学ぶ。2006年のMIKIO SAKABE立ち上げに伴い、日本へ活動拠点を移し、坂部三樹郎氏と共にデザインやパターンを手掛ける。2011年S/Sから自身のブランドJenny Faxでデビュー。